[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Ordnance Survey (OS) 、英国国立物理研究所(NPL)、Vallance閣外大臣
元記事公開日:
2025/11/19
抄訳記事公開日:
2025/12/26

英国政府、測位・ナビゲーション・タイミング(PNT)サービス強靭化のため1億5,500万ポンドを投資

Landmark government investment to safeguard the essential signals we all rely on

本文:

(2025年11月19日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Ordnance Survey (OS) 、英国国立物理研究所(NPL)、Vallance閣外大臣の標記発表の概要は以下のとおり)

Vallance科学担当閣外大臣は本日、王立航海研究所(Royal Institute of Navigation)が主催する年次PNTリーダーシップ・セミナーにおいて、測位・航法・計時(Positioning, Navigation and Timing :PNT)サービスの安全性強化と国家再生を目的とした1億5,500万ポンドの政府投資を発表した。旅程の計画から金融取引に至るまで、私たちが日常的に利用するサービスは、信頼性と正確性の高いPNTへのアクセスに依存しており、この投資により英国の強靭性と世界的リーダーシップがさらに強化される。

現代社会のほぼすべてはPNTに依存しており、例えば衛星ナビゲーションは目的地までの移動を支え、タイミング信号は携帯電話や株式市場の正常な運営にも不可欠である。研究によれば、衛星ナビゲーションサービスがわずか24時間停止するだけで、英国経済に14億ポンドの損失が生じる可能性がある。

PNTシステムの円滑な稼働は、特にAIやデータなどの高成長分野における経済活動や公共サービス提供に不可欠である。しかし近年、敵対的主体による妨害やスプーフィング、さらには太陽フレアなどの自然現象による影響が顕在化しており、PNTへの脅威が増大する不確実な世界において、英国は油断できない。

今回政府が発表した1億5,500万ポンドの資金は、英国PNTの強靭化を目的としたプログラムを支援するもので、これには衛星信号に依存しないPNTの提供に向けた初期的な業務も含まれる。また、国立物理研究所におけるPNT強靭化研究や、将来のPNT脅威を積極的に監視可能なシステムに関する研究も支援される。

[DW編集局]