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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- 連邦研究技術宇宙省(BMFTR)
- 元記事公開日:
- 2025/11/19
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/26
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ドイツ初の宇宙安全保障戦略を閣議採択 — 民生・軍事を連携し欧州の宇宙主権を強化
Bundeskabinett verabschiedet erste deutsche Weltraumsicherheitsstrategie
- 本文:
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(2025年11月19日付、連邦研究技術宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)
連邦政府は閣議で、ドイツ初の宇宙安全保障戦略を採択した。これによりBMFTRは民間領域における宇宙主権を強化し、戦略的に研究・技術に投資するとともに、欧州との協力を通じて安全かつ独立した宇宙アクセスを実現する。
この戦略により、宇宙は初めて包括的に安全保障政策の次元として位置付けられる。ベアBMFTR大臣は、特に連邦国防省(BMVg)との緊密な協力を歓迎し、「私はこの戦略の成立を非常に喜んでおり、民生部門と軍事部門が手を携えて協議したことに感謝している」と述べた。
衛星システムは宇宙安全保障の基盤を形成し、通信、航法、地球観測、危機管理に不可欠である。宇宙における威嚇・防衛能力の保持も同様に重要である。
民生の宇宙安全保障を担当するBMFTRは、目的志向の宇宙研究を通じてドイツの宇宙におけるレジリエンスと主権を強化する。ベア大臣は、「ドイツの安全は宇宙で守られる。我々は中国や米国の動向をただ見ているだけではならない。インドのように宇宙活動が活発な国もある。重要なのは、ドイツとして、また欧州として重要な役割を果たすことだ」と強調した。
ベア大臣はさらに、軍事・民生の双方に利点をもたらすデュアルユース技術の重要性を指摘し、「研究政策の分野では、デュアルユースのテーマから目を背けるべきではない。主権に関わる重要な課題だからだ」と述べた。
来週、ブレーメンで欧州宇宙機関(ESA)大臣会合が開催される。ドイツが主催するのは20年ぶりであり、連邦政府は記録的な投資を通じて宇宙開発の戦略的重要性を示す予定である。特に、ドイツが主導する欧州ロケットチャレンジ(European Launcher Challenge:ELC)は、宇宙で必要な物資の確実な輸送を目指す。他の議題には、小惑星防衛プログラムや増大する宇宙ゴミへの対策が含まれる。
宇宙における経済的・研究・防衛上の利益の確保は国家全体の課題である。BMFTRはBMVg、外務省、国際パートナーと緊密に連携し、宇宙の平和的かつ持続的利用に努める。
[DW編集局]