[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 医療高等研究計画局(ARPA-H)
- 元記事公開日:
- 2025/11/20
- 抄訳記事公開日:
- 2026/01/05
-
ARPA-H、外科的介入の自律化を目指す「AIR」プログラムを始動
ARPA-H launches new robotic surgery program to transform surgical care nationwide
- 本文:
-
(2025年11月20日付、医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)の標記発表の概要は以下のとおり)
ARPA-H は、「自律介入・ロボティクス(Autonomous Interventions and Robotics:AIR)」プログラムを立ち上げた。
本プログラムは、①自律型ロボットによる救命的脳卒中治療を全米で提供すること、②がん治療から生殖医療まであらゆる医療行為を小型自律ロボットにより革新することの2点を焦点とする。成功すれば、外科的介入全体を人の直接操作なしに実施することが可能となる。
米国では毎年数十万件の脳卒中が発生しており、死亡や後遺障害の主要な原因となっている。最適治療は血栓除去術だが、施術可能な医療機関が限られるため、必要患者の約12%しか受けられない。治療遅延は回復を困難にし、10分の遅れごとに医療費が約1万ドル増加し、記憶障害、うつ、慢性疼痛など長期的影響も生じる。また、生検や腎結石除去など緊急性の低い処置でも、患者は長距離移動や費用負担を強いられ、侵襲性や合併症の問題が残る。
AIRは、外科的介入の一部または全部を自律的に実施するロボットの開発を推進する。自律型システムにより血栓除去術を全国的に提供し、さらにマイクロロボット(機械式・電子式・ハイブリッド型を含む)の開発を加速し、専門設備を必要とせず多様な処置を低侵襲に提供することを目指す。
AIRは、外科医療、医療機器、医用画像、ロボティクス、人工知能等の専門性を有する企業、大学・研究機関、小規模・大規模病院を対象に、革新的ソリューション公募(Innovative Solutions Opening:ISO)方式で提案を募集する。ARPA-Hは多分野協働を必要とし、チーム形成を推奨する。契約形態は その他取決め契約(Other Transactions Agreements:OTA)が想定され、投資規模は提案内容に基づき決定される。
[DW編集局]