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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/11/19
- 抄訳記事公開日:
- 2026/01/05
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欧州委、「防衛産業変革ロードマップ」と「軍事モビリティ・パッケージ」を発表
Commission moves towards ‘Military Schengen' and transformation of defence industry
- 本文:
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(2025年11月19日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
軍隊、装備、軍事資産が欧州全域で迅速かつ円滑に移動できる体制を整備するため、欧州委員会および上級代表は、軍事モビリティ・パッケージ(military mobility package)として、軍事モビリティに関する新規則と共同コミュニケーションを提示し、備え(preparedness)に重点を置いた防衛態勢の強化に踏み出した。欧州委員会は併せて、「EU防衛産業変革ロードマップ(EU Defence Industry Transformation Roadmap)」を通じ、軍事分野における破壊的イノベーションの促進と欧州防衛産業の強化を図る。
2027年までにEU全域を対象とする軍事移動エリアの確立を目指す本パッケージにより、EUは「軍事版シェンゲン(Military Schengen)」実現へ前進する。これにより、軍隊および軍事装備の移動は次の措置を通じて、より迅速、安全、かつ統括されたものになる。
・規制障壁の撤廃
・緊急時の枠組みの構築
・輸送インフラの強靭化
・能力のプールと共有
・ガバナンスの強化「EU防衛産業変革ロードマップ:防衛準備のための破壊的イノベーションの実現」は、防衛産業の現代化を加速し、防衛分野の新興プレーヤーを支援するものである。ディープテックと防衛分野を結びつけ、先端技術の軍事能力への導入促進と生産能力向上を目指す。防衛企業への投資、新技術開発の加速、防衛能力へのアクセス拡大、必要なスキルの育成の4つの優先事項に重点を置く。
このパッケージとロードマップは、2025年3月の防衛白書と10月の「防衛準備ロードマップ2030(Defence Readiness Roadmap 2030)」で強調された。同パッケージは、軍事モビリティに関する行動計画の更新や、2024年の欧州理事会決議から得られた教訓も踏まえている。また、欧州対外行動庁(EEAS)および欧州防衛庁(EDA)と緊密に連携し、NATOの基準と手続きとの整合性を確保しながら策定された。
[DW編集局]