[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
連邦研究技術宇宙省(BMFTR)
元記事公開日:
2025/11/28
抄訳記事公開日:
2026/01/09

ドイツ連邦政府、研究・技術・宇宙分野に重点投資 2026年度予算218億ユーロを可決

Rekordhaushalt für Forschung und Innovation

本文:

(2025年11月28日付、連邦研究技術宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)

困難な予算状況にもかかわらず、研究・技術・宇宙は連邦政府にとって明確な優先事項である。BMFTRは、2026年度予算として218億ユーロを計上し、さらに特別資産会計から11億ユーロ以上が充当される。

連邦議会は11月28日、2026年度予算を決定した。今年は政権交代の影響で2025年度予算が9月に決定されたため、連邦議会としては2度目の予算決定となる。ベアBMFTR大臣は、連邦議会で「今日、非常に良い予算を可決することができる。これは私およびBMFTR全体への業務上の指示である。」と述べた。

BMFTRは218億ユーロの本予算に加え、インフラ・気候中立特別資産会計(SVIK)から9億2,300万ユーロ、気候・変革基金(KTF)から7億1,800万ユーロの資金も確保している。

〇重点施策の全体像
2026年度予算では、BMFTRの重点施策として、ハイテク技術への投資、感染症後疾患の研究、既存の科学研究体制の強化、そして宇宙分野での役割強化が盛り込まれている。

▼ハイテクアジェンダ・ドイツ:イノベーションに180億ユーロ
今政権任期中(2026〜2029年)にBMFTRは、「ハイテク・アジェンダ(HTAD)」に少なくとも180億ユーロを支出予定である。HTADは連邦政府の研究・技術政策を再構築する。

▼感染症後疾患に対する国家10年計画
2026年から、感染症後疾患に対する国家10年計画が始まる。年間5,000万ユーロを投資し、Long Covid(コロナ後遺症)およびME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)の未解決課題を研究する。2026年の「未来の医学」科学年でも中心的テーマとなる。

▼既存の科学研究体制の強化
・研究・イノベーション協約:2026年度予算約80億5,000万ユーロ
・大学教育・授業将来契約:2026年度予算約21億4,000万ユーロ
・1,000 Heads + Program:2026年度予算1億ユーロ

▼宇宙分野におけるドイツの責務
宇宙は新技術の主要な推進力であり、ドイツは最前線に立つ意向である。この方針は、予算決定直前にブレーメンで開催された欧州宇宙庁(ESA)大臣会合で明確化された。ドイツは、宇宙主権の強化および経済競争力強化・価値創造の向上のため、ESAに連邦予算から54億ユーロを拠出する。2026年度の宇宙関連連邦予算は約24億ユーロである。さらに、2029年までにスペース・イノベーションハブに対し、インフラ特別資産会計から2億5,000万ユーロが充当され、特にドイツのスタートアップ、ニュー・スペース分野の強化に重点を置く。

[DW編集局]