[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)保健・社会福祉省(DHSC)、ビジネス・通商省(DBT)、国立医療技術評価機構(NICE)、Ahmed政務次官
- 元記事公開日:
- 2025/12/01
- 抄訳記事公開日:
- 2026/01/13
-
英国と米国、医薬品関税ゼロ協定を締結—患者アクセスと投資を促進
- 本文:
-
(2025年12月1日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)保健・社会福祉省(DHSC)、ビジネス・通商省(DBT)、国立医療技術評価機構(NICE)、Ahmed政務次官の標記発表の概要は以下のとおり)
英国と米国は、NHS患者向けの医薬品アクセスを確保し、革新的治療法の迅速な提供を促進することを目的とした画期的な医薬品協定を締結した。本協定は、英米経済繁栄協定(UK-US Economic Prosperity Deal)の一環として実施されるものである。
本協定により、英国は米国向け医薬品に対して関税ゼロを確保した世界で唯一の国となり、英国を拠点とする医薬品製造が保護されるとともに、生命科学分野における投資先としての世界的リーダーとしての地位が一層確固たるものとなる。さらに、英国の医療技術輸出についても優遇条件が確保され、新たな追加関税が課されないことから、英国へのさらなる投資が促進され、経済成長の一段の押し上げが見込まれる。
政府はまた、革新的で安全かつ有効な治療法への投資を約25%拡大する。これは20年以上ぶりの大幅な増額であり、これによりNICEは、健康改善効果が高いにもかかわらず、従来は費用対効果のみを理由に承認が見送られてきた医薬品についても承認ができるようになる。その対象には、画期的ながん治療、希少疾患治療、長年有効な治療法が限られていた疾患に対する革新的アプローチなどが含まれる。
これは、米国の「最恵国待遇(Most Favoured Nation)」医薬品価格設定イニシアチブの下で英国が緩和措置を確保したことに支えられており、これにより英国は最新の治療法へのアクセスの保証を継続できる。これは世界中の製薬企業が新薬の早期発売において英国を優先するよう促し、英国の患者は画期的な治療法を世界でいち早く受けられる可能性が高まる。
[DW編集局]