[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/12/04
抄訳記事公開日:
2026/01/15

欧州議会とEU理事会、植物の新ゲノム技術に関する規則案を暫定合意

Commission welcomes provisional agreement on new genomic techniques for plants

本文:

(2025年12月4日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

新ゲノム技術(New Genomic Techniques:NGT)を使用して得られる植物に関する新たなEU規則について、欧州委員会は、欧州議会とEU理事会が2025年12月4日に暫定的に政治合意に達したことを歓迎した。合意された措置により、EUではより革新的な植物育種が可能となり、農家は気候変動に対してより耐性のある植物を栽培できるようになるほか、害虫駆除に必要な資源、肥料、農薬の使用料が削減されることで、生産活動の持続可能性が向上する。これにより、国際的な競争条件の平準化が図られ、育種家および農家の競争力強化につながる。また、NGT植物や製品の高い安全基準を確保しつつ、行政上の負担を大幅に軽減することも期待されている。

今回合意された措置が採択され、全面的に実施されれば、NGT植物を市場投入するための2つの異なる経路が確立されることになる。

▽自然発生的、または従来の育種技術によっても得られうるNGT植物(いわゆる「カテゴリー1のNGT植物」)については、定められた基準に基づく検証手続きの対象となる。これらの基準を満たす NGT植物は、従来型の植物と同様に扱われ、遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organisms:GMO)関連法令の要件が免除される。
▽その他すべてのNGT植物(「カテゴリー 2のNGT植物」)については、現行のGMO法の要件が適用され、市場投入前にリスク評価および認可手続きを受ける必要がある。
▽欧州委員会は、特許に関連する透明性およびライセンスの運用を監督し、必要に応じて指針を提供するとともに、育種家の遺伝資源へのアクセスや農家の植物品種へのアクセスに対する特許の影響を評価し、必要に応じて追加措置を提案する。

今後、規則案は欧州議会およびEU理事会により正式採択され、2026年中に官報に掲載、その2年後に適用が開始される予定である。

[DW編集局]