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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/12/17
- 抄訳記事公開日:
- 2026/01/26
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欧州委、2026年のEDF作業プログラムを採択
- 本文:
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(2025年12月17日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は2025年12月17日、欧州防衛基金(EDF)の2026年の作業プログラムを採択した。共同防衛研究開発プロジェクトの支援に10億ユーロを充てている。EDFは2021年の設立以来、すでに224件のプロジェクトに約40億ユーロの資金支援を行い、欧州の防衛研究開発協力を大幅に強化してきた。
今回の新たな投資ラウンドにより、欧州委員会の防衛研究開発の旗艦枠組みは、EUとして合意済みの能力開発優先事項に沿って、重要かつ緊急な分野における31件の共同防衛研究開発テーマを対象とする。テーマの配分は、伝統的な防衛能力の中核、将来能力分野、および防衛イノベーションに関する研究開発への資金配分と、中小企業(SME)および小規模中堅企業(SMC)への支援確保との間でバランスを取っている。
EUとして合意された重要能力の優先事項は引き続き中核に据えられており、予算の半分が、EUの大気圏内迎撃ミサイル、主力戦車、多連装ロケット砲、半自律型艦艇、次世代戦闘機の中核技術の開発、およびガリレオ公的規制サービス(Galileo Public Regulated Service)の受信機統合など、主要防衛能力に関する共同研究開発の支援に充てられる。
将来の防衛技術の重要性を踏まえ、予算の4分の1は、量子安全保障ネットワーク、電子戦、マルチドメイン作戦用クラウド、高性能エネルギーシステム、化学・生物・放射線物質・核物質の除染、さらに戦術状況認識のためのAIおよび小型ロボット・ドローン群の活用など、様々な先見的な分野における重要技術と能力に充当される。
2026年のEDF作業プログラムでは、最後の4分の1の予算がEU防衛イノベーションスキーム(EUDIS)の実施に充てられ、欧州のイノベーション能力強化および防衛分野におけるSME・SMCの関与拡大への欧州委員会のコミットメントが明確に示されている。EUDISは、防衛用途における革新的技術および破壊的技術の活用と、包摂的かつ強靭なサプライチェーンの構築を支援する。
[DW編集局]