[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2026/01/22
- 抄訳記事公開日:
- 2026/02/06
-
NIH、支援研究におけるヒト胎児組織使用を終了する新方針を発表
NIH Announces Major Policy Shift to End Use of Human Fetal Tissue in NIH-Supported Research
- 本文:
-
(2026年1月22日付、国立衛生研究所(NIH)の標記発表の概要は以下のとおり)
NIHは、同研究所が支援する研究において、ヒト胎児組織の使用を終了する新方針を発表した。この方針は即時適用され、NIHは、今後、選択的な人工妊娠中絶から得た胎児組織を使用する研究に資金を提供しない。NIH内の研究プログラムのほか、助成金や連携協定、研究開発契約などNIHが支援する全ての研究が対象であり、本方針が従来のガイダンスに取って代わる。今回の措置は、急速に進展する科学環境に適し、妥当性を検証した次世代の研究モデルへの明確な移行を示すものである。
NIHのジェイ・バタチャリア所長は、本方針について、「NIHは米国の生物医学を21世紀へと推し進める。この決定は、人の健康と疾病をより正確にモデル化できる画期的技術への投資を通じて科学を進歩させるものである」と述べた。
NIHによるヒト胎児組織研究は、2019年以降、継続して減少傾向にあり、2024会計年度には77件のプロジェクトにとどまった。一方で、オルガノイド、組織チップ、計算生物学などの先端的プラットフォームの進展により、倫理的懸念を軽減しつつ創薬・疾病研究を推進できる代替手法が確立されつつある。新方針は、限られた公的資源を、米国民がより高い健康改善効果を得られる研究アプローチに配分できるようにするものである。
NIHは、研究手法の近代化が科学的進展の加速をもたらすようなほかの領域の評価を継続し、科学界と連携して、時代遅れの研究モデルへの依存を低減させる新興技術を特定する。今後、ヒト胚性幹細胞への依存を低減、あるいは代替可能とする新興バイオテクノロジーの有効性について、パブリックコメントを募集する予定である。
本方針は、科学的卓越性の追求と税金の責任ある管理に対する政権のコミットメントを示し、米国が世界の生物医学イノベーションのリーダーであり続けることを支援するものである。
[DW編集局]