[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Vallance閣外大臣
元記事公開日:
2026/02/03
抄訳記事公開日:
2026/02/12

英国と日本、科学技術連携を強化

UK and Japan strengthen science and technology ties

本文:

(2026年2月3日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Vallance閣外大臣の標記発表の概要は以下のとおり)

英国と日本は2026年2月3日、世界有数のイノベーション拠点である両国間の連携を強化する大規模な科学技術協力パッケージを発表した。この発表の内容は、首相の訪日時に確認されたものであり、ライフサイエンス、量子、コネクティビティ技術に及ぶ。これらのプロジェクトは、希少遺伝疾患の治療法開発や英国全土への超高速モバイル通信の展開を目的としている。両国首脳はまた、日英科学技術協力合同委員会を3年ぶりに開催すること、および新たな宇宙協議を設けることに合意した。

このパッケージは、両国による330億ポンドの二国間貿易に上乗せされるものである。画期的技術での連携から、宇宙やサイバー等の高成長分野での協力、そして両国のHorizon Europeへの参画を通じて得られる機会に至るまで、科学技術の可能性をさらに引き出し、経済成長と生活の向上を実現し得る道は広く存在する。

英国のライフサイエンス製造業の強化に向け、協和キリンの英国子会社であるOrchard Therapeuticsは約1,100万ポンドを英国に投資する。英国政府のライフサイエンス・イノベーション製造基金との合意に基づき、この資金提供は疾患の治療・克服につながり得る新薬探索を後押しする。

さらに、生命科学分野における日英協力の深化に向けた一歩として、英国のゲノミクス企業Oxford Nanopore Technologiesが、日本の遺伝子検査プロバイダーであるジェネシス・ヘルスケア(英文名:A.D.A.M Innovations)と複数年の戦略的提携を進める。

英国と日本はまた、両国の主要研究者を結集し、新薬探索や安全な通信、GPSが利用できない環境での航法まで幅広い課題に取り組む新規3件の共同量子技術研究プロジェクトを立ち上げる。

これらのプロジェクトは、量子コンピュータ、より高精度な量子センサー、将来の量子インターネット基盤に関する研究を含み、英国の工学・物理科学研究会議(EPSRC)から450万ポンド、日本の科学技術振興機構(JST)から520万ポンド強の共同ファンディングを受ける。

また、両政府が共同で資金支援する先進的コネクティビティ技術に関する600万ポンドの日英研究プログラムも発表された。このプログラムは、DSITから300万ポンドの支援を受け、日本政府からも300万ポンドの支援を受ける。当該プログラムは、通信分野における人工知能、衛星インターネット等の地上外ネットワーク、および超高容量と高エネルギー効率が見込まれる「光」ネットワークに重点を置く。

[DW編集局]