[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
首相府投資総務庁(SGPI)
元記事公開日:
2026/02/03
抄訳記事公開日:
2026/02/16

ロボティクスの重点プログラム開始 「フランス2030」の枠組みで

France 2030 : le CNRS lance un nouveau programme de recherche en robotique

本文:

 首相府投資総務庁(SGPI)は3日、ロボティクス研究に重点的に投資する新しいプログラムを開始すると発表した。重点投融資計画「フランス2030」の枠組みで6年半で計3,000万ユーロを投資し、資金配分をANRが、研究開発の統括をCNRSがそれぞれ担当する。

 技術移転に至るまでの研究開発をCNRSが統括し、材料やソフトウェアの開発を加速させることで、ロボットの機能や電力効率の向上を図る。さらに産業界と連携することで、ロボティクスの基礎研究の成果を多様な領域に応用することを目指す。

 このプログラムでは、◇技術主権や産業主権のための技術的構成要素の育成、◇多様な関係者間の連携強化、◇ロボティクス関連業種の若年層の教育強化、◇新たな人材誘致――の研究上主要な4目標を掲げる。

 そのうえで▽「HAMMER」(ロボットの運動や案内機能の変革)▽「DRMI」(製造現場でのロボット操作)▽「PERSEO」(ロボットの知覚機能)▽「MINIRO」(ミクロンからセンチメートル単位の小型ロボット)――の重点4プロジェクトを推進するとしている。

 今回の新プログラムは、政府が既存の研究開発25領域などに重点投資する「優先研究プログラム」(PEPR)の一環がどうかは明記されていないが、イノベーション創出を目的とする戦略文書である「ロボティクスと知能機械戦略」に沿って行われることや、プログラムの運営形態、推進期間や金額などがPEPRの各プログラムなどとおおむね類似していることなどから、今回のプログラムは国のトップダウンの性格が強いプログラムと考えられる。

[DW編集局]