[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Narayan政務次官
元記事公開日:
2026/01/26
抄訳記事公開日:
2026/02/24

政府、AI計算基盤強化に向けケンブリッジのスーパーコンピュータの能力を6倍に増強

Cambridge supercomputer set to get 6 times more powerful as government backs British AI innovation

本文:

(2026年1月26日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Narayan政務次官の標記発表の概要は以下のとおり)

英国政府が3,600万ポンドを投入し、英国有数のスーパーコンピューティングセンターの能力を6倍に増強することで、英国の研究者や技術系スタートアップは将来のAIツールの開発に向け大きな後押しを受けることになる。

この投資は、オックスフォード・ケンブリッジ回廊の中心に位置するケンブリッジの地位に基づく。同回廊は、欧州で最も重要な科学・技術・イノベーション拠点の一つであり、世界をリードする大学、研究機関、急成長中の技術企業が集積している。

今回の措置には、ケンブリッジに新設される国立コンピューティング・リソース(National Computational Resource)のスーパーコンピュータへの支援が含まれ、英国の科学者が利用できる計算能力がさらに強化される。

DAWNスーパーコンピュータを擁するケンブリッジ大学は、通常は世界最大手の技術企業しか利用できない高性能コンピューティングへの無償アクセスを提供する国家プログラムであるAI 研究リソース(AIRR)に参画している。

本スーパーコンピュータは既に350件以上のプロジェクトを支援し、実社会に影響を与えている。
今回追加されるAIコンピューティング能力は、早ければ2026年春に稼働を開始し、次のような日常的な便益の創出に寄与する見込みである。

・医師による疾病の早期発見に役立つ、より迅速かつ高精度なツール
・待ち時間を短縮し、公共サービスをより利用しやすくする高度技術
・地域社会が異常気象に備えるための気候モデリングの高度化

今回の措置は政府の「AI機会行動計画」に盛り込まれていたもので、同計画ではAIRRの拡張の他、エジンバラでの新たなスーパーコンピュータ設置など、公的計算インフラの支援に20億ポンドの投入を予定している。

[DW編集局]