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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- フラウンホーファー協会(FhG)
- 元記事公開日:
- 2026/01/28
- 抄訳記事公開日:
- 2026/04/02
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フラウンホーファー協会、技術移転投資基金TT49設立
- 本文:
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(2026年1月28日付、フラウンホーファー協会(FhG)の標記発表の概要は以下のとおり)
スタートアップをはじめとした発展著しい企業は、経済におけるイノベーションの原動力である。技術志向のスタートアップに投資するため、フラウンホーファー協会は欧州投資基金(EIF)と、さらに初めて民間および他の公的投資家と協力する。これは、第1期フラウンホーファー技術移転基金(FTTF)の成功した取り組みを継続するものだ。計画規模9,000万ユーロの新たなTT49基金の目的は、ドイツおよび欧州の研究界から生まれるイノベーションを早期に支援し、技術移転を持続的に強化することである。
TT49という名称は、技術移転(Technologie-Transfer)とドイツの国際電話番号+49に由来する。これはいわゆるプレ・シード基金であり、フラウンホーファー協会に加え、初めてドイツ航空宇宙研究センター、ライプニッツ協会、マックス・プランク協会およびそれらの提携大学からの起業やスピンオフへの資金提供に重点を置く。これら4機関だけでも年間総予算は約150億ユーロ、研究所数は275に上り、その潜在力は大きい。投資は技術分野を限定せず、現時点では時間と費用を要する医薬品研究のみが除外される。対象は、拡張可能な事業モデル、有能なチーム、明確な知財利用権を備えた欧州科学界発のスタートアップである。
フラウンホーファー協会はEIFと共同で立ち上げ、2019年から2023年にかけて39件のスピンオフに投資した。
「資金不足でイノベーションが頓挫してはならない。TT49によりフラウンホーファーとパートナー機関の卓越した研究成果早期に市場性のある解決策へと展開し、ドイツのイノベーション力と競争力を強化する。本基金はフラウンホーファーの技術移転の使命を、ディープテック起業と投資家の双方に資する専門的で経済的に持続可能な投資アプローチと結び付ける」とフラウンホーファー協会の研究・技術移転担当理事ヘフナー教授(Prof. Constantin Häfner)は述べた。
この基金の構造は、通常はより後期段階で投資する投資家にも、この初期発展段階の後に参画することを可能とする。TT49は、従来型ベンチャーキャピタル基金と同様な構造を持つ民間投資基金であり、明確な収益目標を追求する。「インキュベーター、起業家、TT49の緊密な連携により、革新的な研究成果をスタートアップを通じて市場性があり持続可能で拡張可能な解決策へ迅速に移行できる」とTT49基金のジェネラル・パートナーであるシュヴィント氏(Tobias Schwind)は述べる。「これによりドイツと欧州のイノベーション拠点としての地位を強化し、基金への投資家に戦略的付加価値を伴う魅力的で成果志向の収益機会を提供できる」と続けた。
[DW編集局]