[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2026/02/09
抄訳記事公開日:
2026/04/08

欧州最大の半導体法パイロットライン「NanoIC」が開設 総投資額25億ユーロ

EU invests €700 million in newly opened NanoIC, Europe's largest Chips Act pilot line

本文:

(2026年2月9日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

EUは、半導体法(Chips Act)に基づく欧州最大のパイロットラインである「NanoIC」を、IMEC(Interuniversity Microelectronics Centre:ベルギー)(ルーヴェンに本部を置く世界有数の半導体研究開発拠点)で立ち上げた。総投資額25億ユーロの本施設は、EUから7億ユーロ、各国および地方政府から7億ユーロが拠出され、残額はASMLおよびその他の業界パートナーが負担している。NanoICは、AI、自動運転車、ヘルスケア、6Gモバイル技術の発展に不可欠な次世代半導体技術の開発を加速させる。

NanoICは、2ナノメートル未満の技術を使用したチップの設計・製造に重点を置き、最先端の極端紫外線リソグラフィー装置を導入した欧州初の施設である。これは、欧州の半導体製造技術における重要な前進を意味する。

NanoICはオープンアクセスの原則に基づいて構築されており、スタートアップ、研究者、中小企業(SMEs)、大規模組織が同施設を利用可能である。IMEC(ベルギー)がホスト機関を務め、パートナーにはCEA-Leti(フランス)、Fraunhofer(ドイツ)、VTT(フィンランド)、CSSNT(ルーマニア)、Tyndall国立研究所(アイルランド)が参画している。

半導体技術を「研究室から工場へ(lab to the fab)」橋渡しすることを目的として設計されたこれらのパイロットラインは、半導体法に基づくChips for Europeイニシアチブの主要な柱である。

半導体法の下で整備される5つのパイロットライン (NanoIC、FAMES、APECS、WBG、PIXEurope) は、EUおよび各国による総額37億ユーロの投資を伴い、欧州の研究力と産業応用との接続を強化するものである。FAMESは2026年1月30日に開設している。

[DW編集局]