[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学技術会議(CST)
元記事公開日:
2026/03/09
抄訳記事公開日:
2026/04/14

CST、首相宛書簡でフォトニクス分野における成長と世界的リーダーシップ確立について助言

CST advice on growth and global leadership in photonics

本文:

(2026年3月9日付、科学技術会議(CST)の標記発表の概要は以下のとおり)

2035年までに、英国経済の60%超が、競争力維持のためにフォトニクスに直接依存するようになる。同分野における英国のリーダーシップを構築・維持できるかは、今後数十年にわたり、AI、量子、自動運転車、デジタルインフラの各領域で英国がどの程度効果的に競争できるかを左右する。 これはまた、光コンピューティングのような新興分野で英国がどの程度優位性を確保できるかにも影響する。

英国が、これまでフォトニクスに行ってきた投資を最大限に活用し技術的リーダーシップを確立するには、政府が直ちに行動し、現在の研究能力を大きな経済的・社会的インパクトへと転換していく必要がある。さもなければ、今後3~5年のうちに国際競争相手にリーダーシップを奪われるおそれがある。米国、中国、台湾、シンガポールはいずれも、フォトニクスの戦略的重要性を認識している。

英国の全体目標を、フォトニクスのスケールアップと導入を加速する、長期的かつ持続可能な環境の構築とすべきである。そのためには、AIや量子、半導体における強みを生かしてそれらを結集し、既存クラスターの拡大と英国サプライチェーンへのより効果的な統合を支援する必要がある。国家フォトニクス・ロードマップと重点投資により、2035年までに500億ポンド規模の産業を実現し、最大15万人の追加雇用を創出できる可能性がある。

・提言1:政府は、資金配分の連携強化、既存クラスターの活用、技術的強みの強化を図るため、2026年4月までに国家フォトニクス・ロードマップを策定すべきである。
・提言2:政府は、公共調達を活用して国内産業を支援し、グローバル・サプライチェーンへの依存度を低減して主権的能力を構築すべきである。
・提言3:政府は、成長支援のため、国際的パートナーシップおよび輸出活動を拡大すべきである。

[DW編集局]