[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
下院科学・イノベーション・技術委員会
元記事公開日:
2026/03/13
抄訳記事公開日:
2026/04/27

下院、地域イノベーション強化に向けた報告書で研究開発投資の戦略的運用と指標整備を提言

Flying Blind: Innovation, Growth and the Regions

本文:

(2026年3月13日付、下院科学・イノベーション・技術委員会の標記報告書の概要は以下のとおり)

英国には世界トップクラスの科学研究機関や大学があり、イノベーション主導型のクラスタが全国各地で増加している。このイノベーション・エコシステムが、より広範な経済および地域経済の成長に重要であることは、2030年までに研究開発に860億ポンドを投じるとの政府の約束にも反映されている。

政府による研究開発費支出の約束、「地域に根ざした」とされる産業戦略、そしてイノベーション政策における地方自治体および地域リーダーの重要性の認識を我々は歓迎する一方で、イノベーション主導型活動には各地域にわたってなお活用されていない潜在力があり、イノベーション主導型クラスタの数を増やす必要があると考える。英国は、国内各地の既存の強みを活かし、世界レベルで競争力を高め、投資を呼び込むべきである。

現政権による研究開発支出の優先化と産業戦略は、各地域におけるイノベーション主導型成長の促進に大きな機会をもたらす。

既存のエコシステムに単に資金を投入するだけでは不十分である。政府はデータに基づくアプローチを採用し、各地域におけるイノベーション主導型クラスタの成長を包括的にモニタリング、マッピング、支援すべきである。現在、英国では官・民の研究開発支出に関して十分な状況把握がなされていない。主要な研究開発資金配分機関が、投資額、その成果、および地域への影響の程度について適切に測定・把握できないことは容認し難い。

施策実施の内容とその主要指標への影響を明確かつ透明性をもって測定しなければ、既存の政策を評価し、改善点を特定することは不可能である。各地域にわたってイノベーション主導型成長を促進する形での資金配分を担保する明確な基準と仕組みが、資金配分決定に情報を提供し成功の度合を測定するための明確な指標とともに、不可欠である。

[DW編集局]