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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2026/03/30
- 抄訳記事公開日:
- 2026/05/13
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欧州委、研究成果の価値化を測定する新枠組みを提示する調査研究を発表
- 本文:
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(2026年3月30日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は2026年3月30日、EU加盟国および欧州研究圏(ERA)の準参加国において、研究成果がどのように価値に転換されているかを把握するための新たな枠組みを提示する専門家調査の結果を公表した。提案された枠組みは、各国の施策の影響評価に資するものであり、イノベーションの社会への浸透と欧州の競争力強化を支えるものである。
この新たな枠組みは、商業的なブレークスルーから、より良い公共政策や地域社会との連携に至るまで、価値創造活動の「多面的な価値」を捉えるものである。提案された16の指標と41の測定基準により、各国は研究開発投資が経済と社会にどのような影響を及ぼしているかをより的確に測定できるようになる。
この枠組みは、研究の短期的成果と長期的影響の双方を対象とする。これには、産業界と学術界の共同特許、知的財産の活用、スピンアウト企業へのベンチャーキャピタル投資、博士号取得者が率いるスタートアップの数など、研究成果の商業化を追跡する既存の指標および新規の指標が含まれる。さらに、標準化への研究の貢献度を評価する新たな指標も提案している。加えて、政策決定への研究の貢献度や、知識の活用における社会主体の関与を測定する指標も提示している。
この調査では、改善すべき領域も特定しており、特に次の点の必要性を指摘している。
①主要な測定単位(例:「スタートアップ企業」「スケールアップ企業」「スピンアウト企業」「IPベース企業」)の定義について合意すること
②データセットの成熟度や収集方法にばらつきがあることを認識すること選定された指標は、ERAモニタリングメカニズムおよび科学・研究・イノベーション実績(SRIP)報告書に反映される。
[DW編集局]