[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ工学アカデミー(acatech)
元記事公開日:
2026/04/01
抄訳記事公開日:
2026/05/20

ドイツ工学アカデミー、ジークフリート・ルスヴルム氏が新会長に就任

Siegfried Russwurm übernimmt acatech Präsidentschaft an der Seite von Präsidentin Claudia Eckert

本文:

(2026年4月1日付、ドイツ工学アカデミー(acatech)の標記発表の概要は以下のとおり)

ドイツ工学アカデミー(acatech)の経済界側からの会長としてルスヴルム(Dr. Siegfried Russwurm)氏が就任した。前会長ウェーバー(Dr. Thomas Weber)氏の後任として、科学界側会長エッカート(Prof. Claudia Eckert)氏とともにacatechを率いる。両会長は、科学界と経済界の緊密な協力と結束を体現する。

就任にあたりルスヴルム氏は次のように語る。「ドイツのイノベーション・システムの強さは、その多様性において、世界的競争におけるドイツの地位と、それに伴う社会の豊かさを決定する。大学、研究機関、そしてイノベーティブな企業には、より大きな自由裁量が必要であり、その挑戦する勇気は報われなければならない。新しいことを試みる自由、従来にない解決策に取り組む自由である。大きな構想のためにリスクを取り、踏みならされた道を離れ、新たなものを生み出す勇気である。私はそのために、エッカート氏と共に、またアカデミーの700人を超える会員、100を越える研究に携わる評議員企業・機関と結束して職務を果たしていく」

もう一人の会長であるエッカート氏は、「イノベーションの成功は、卓越した科学、企業による研究、開発、実現が相互に機能するときに生まれる。良好な政治的枠組みと社会の開放性の下で、さらに進展する。そのためにacatechでは、多くの卓越したボランティアの協力者と共に取り組んでいる。科学に基づく助言と、学問分野および産業分野を越えた協力によって、ドイツのイノベーション力を強化していきたい」と話す。

acatech幹部会は昨年11月、ルスヴルム氏を経済界側の次期会長に選任しており、今回、ウェーバー前会長の任期終了に伴い会長が交代した。ウェーバー氏は、「ルスヴルム氏は理想的な人選だ。深い専門知識を持つエンジニアであり、橋渡し役であり、困難な課題に粘り強く取り組める人物として、我々のイノベーション拠点を大きく前進させるだろう。彼に舵取りを託すことで、私は安心してacatech会長職を終えることができる。課題の多いこの時期に、トップの円滑交代は私にとって重要だった」と語る。

ルスヴルム氏は2025年5月以来acatech副会長を務め、2017年10月から同アカデミー幹部会のメンバーである。2021年から2024年までドイツ産業同盟(BDI)の会長を務め、現在は同連盟副会長である。2008年から2017年まではシーメンスAGの取締役として、人事、産業事業、技術・デジタル化、ヘルスケアを担当した。エアランゲン・ニュルンベルク大学で製造技術を学び博士号を取得した後、1992年にシーメンスAGに入社した。

[DW編集局]