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国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2026/04/14
抄訳記事公開日:
2026/05/25

DARPA、単一量子ビット依存から脱却へ 異種量子アーキテクチャ「HARQ」開始

For quantum computing, different qubits are better together

本文:

(2026年4月14日付、国防高等研究計画局(DARPA)による標記発表の概要は次のとおり)

DARPAは、「HARQ(Heterogeneous Architectures for Quantum:量子コンピューティング向け異種アーキテクチャ)」プログラムを開始した。本プログラムは、量子コンピューティングにおける最も根深い障壁の一つである、単一技術システムを越え、実用的で影響力の大きいアプリケーションを実現・拡大する方法の確立を目的としている。

現在、量子エコシステム全体で急速な進展が見られるにもかかわらず、そのアプローチの多くは、量子情報の基本単位である単一種類の量子ビット(qubit)を中心に構築されている。この制約により、研究者は一つの技術の限界を前提にシステム全体を設計せざるを得ない。その結果生まれる均質モデルは、CPU、GPU、ASICなど特定用途に最適化されたプロセッサの統合を通じ、異種性から性能を引き出す古典コンピューティングとは対照的である。このため、HARQは本質的に新たなパラダイム、すなわち、それぞれが最も得意とする役割に応じて選ばれた異なる種類の量子ビットを単一システムに統合する異種量子コンピューティングアーキテクチャの構築を目指す。

このビジョンを実現するため、HARQでは15の組織からなる19の実施チームが、並行して進められる以下の2つのワークストリームのいずれかに取り組む。

▼「相互接続コンパイルを通じたマルチ量子ビット最適化ソフトウェアアーキテクチャ(Multi-qubit Optimized Software Architecture through Interconnected Compilation:MOSAIC)」:多様な量子ビットタイプを活用し、量子アルゴリズムの性能とリソースを最適化できるソフトウェアフレームワークおよび回路コンパイラを開発する。
▼「量子共有バックボーン(Quantum Shared Backbone(QSB))」: 異なる種類の量子ビット間の通信を支える高忠実度の相互接続を構築する。

今後24か月間、HARQ参加チームは、集中的な技術交流と共同設計を通じて協力し、これらのシステムに必要なアーキテクチャの原則、ツール、コンポーネントを開発する。

MOSAIC:
Infleqtion社
MemQ社
Q-CTRL社
ミシガン大学
ペンシルベニア大学

QSB:
オーストラリア国立大学
カーネギーメロン大学
ローザンヌ連邦工科大学(EPFL)
ハーバード大学
IonQ社
スタンフォード大学
カリフォルニア大学バークレー校
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
メリーランド大学
テキサス大学オースティン校

[DW編集局]