[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2026/04/22
抄訳記事公開日:
2026/06/05

欧州委、エネルギー自立へ「AccelerateEU」発表 化石燃料依存低減と電化を加速

Commission proposes actions to protect Europeans from the fossil energy crisis and accelerate the shift to clean, homegrown energy

本文:

(2026年4月22日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

AccelerateEUは、欧州の家庭や産業、特に最も脆弱な立場にある人々に対し、即時の救済措置を提供すると同時に、欧州をエネルギー自立(energy independence)への着実な道筋に乗せるための、欧州委員会の政策手段である。

現在の地政学的状況は、クリーンで安全かつ手頃な価格のエネルギーへの移行を加速することが、経済的にも安全保障上も不可欠であることを改めて想起させる。AccelerateEUは、変動の激しい化石燃料市場への依存をさらに低減し、域内産クリーンエネルギーと電化に基づいて将来のリスクに対する欧州の強靭性を高めるため、短期的対策と、より長期的な効果を持つ構造的対策の両方を提示する。

欧州委員会は以下の措置を提案する。

▽調整が鍵となる。欧州委員会は、加盟国レベルの措置が十分に調整された形で実施されるようにする。
▽輸送燃料のEU域内における生産、輸入、輸出、在庫水準を追跡するため、新たな燃料観測機関を設立する。
▽時宜を得た、対象を絞った、一時的な措置。
▽石油、ガス、化石系輸送燃料を代替するため、域内産クリーンエネルギーへの移行を加速する。欧州委員会は夏までに電化行動計画を提示する。同計画には、野心的な電化目標と、産業、輸送、建築部門の電化を妨げる障壁を取り除くための措置が含まれる。
▽送電網システムの強化。第一歩は、現行法制を完全に実施し、欧州送電網パッケージに関する交渉を迅速に妥結することである。既存の再生可能エネルギーインフラを最大限に活用することも、もう一つの対策である。
▽投資を促進する。EUレベルでは、復興・強靭化ファシリティ(RRF:2,190億ユーロ)や結束政策基金など、多額の資金が利用可能である。民間投資を動員するため、欧州委員会は2026年3月にクリーンエネルギー投資戦略を採択した。

[DW編集局]