[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・宇宙省(MESRE)
元記事公開日:
2026/04/30
抄訳記事公開日:
2026/06/08

政府、地球観測の革新的能力の実証に関わる入札の採択者を発表

France 2030 : annonce du lauréat de l'appel d'offres pour la démonstration de capacités innovantes d'Observation de la Terre Multi Senseurs Haute Revisite

本文:

(2026年4月30日付、高等教育・研究・宇宙省(MESRE)の標記発表の概要は、以下のとおり)

ヴォートラン軍事・退役軍人大臣、レスキュール経済・財務・産業・エネルギー・デジタル主権大臣、バティストMESRE大臣および政府の投融資計画「フランス2030」を担当するボネル投資総局長は、「フランス2030」の宇宙部門の一環として実施された、高頻度再訪・マルチセンサー地球観測の革新的能力実証に向けたデータ提供サービス購入に関わる入札の採択者を発表した。

急速に変化する経済環境の中でフランスの宇宙産業は、国際競争における地位を強化し、宇宙インフラと宇宙データを活用するサービスの機会を捉えるため、イノベーションと体制整備を進めている。2022年以降、「フランス2030」は宇宙を戦略的重点分野と位置付け、以下の3種類の目的を通じてこうした分野の活力を支援している。

▽新規市場での成長を確保するため、革新的なプレーヤーを支援し、フランスの「ニュースペース(New Space)」を強化する
▽宇宙研究と産業イノベーションを整合させ、宇宙の未来を形作る破壊的技術に投資する
▽確認済みの利用者ニーズと成長市場に投資を集中させる

「フランス2030」の宇宙部門の実施にあたり、国は、公共調達については国立宇宙研究センター(CNES)に、補助金についてはBpifranceに、それぞれ依拠している。この枠組みの中でCNESは、高頻度再訪・マルチセンサー地球観測の革新的能力実証に向けたデータ提供サービス購入の入札を実施した。この入札での選定を受け、国は、マジュリウム・アルテル・グループ(Magellium Artal Group)と連携するロフト・オービタルのプロジェクトに資金提供を行うことを決定した。

このプロジェクトの目的は、幅広い利用者に高頻度再訪・高解像度の地球イメージングサービスと、革新的な低コストのデータ処理を提供することである。この実証により、国の機関は、再訪頻度と即応性のニーズに応える利用サービスにアクセスできる。

これらのデータにより、活動監視や変化検出などの用途の改善が可能となる。したがって、再訪の頻度や提供情報の鮮度が、このサービスの重要な性能となる。さらに、個々の衛星に複数の機器を搭載する「マルチセンサー」衛星であることは、利用面でのイノベーションを可能にする独自性である。

10基の衛星コンステレーションによるサービス実証は2027年末に予定されており、最初の衛星は2026年末にも投入される見込みである。この衛星コンステレーションによりロフト・オービタルは、主権的ミッションを強力に補完するデータ提供サービスを確保することになる。「フランス2030」の支援を受けるこのプロジェクトでは、1年間のサービス実証を予定しており、さらに2年間の延長が可能である。本サービスのアンカーカスタマーとして特定されている主な公的機関は、軍事・退役軍人省および民間安全保障部門(内務省および海洋総局(SGMer))である。

[DW編集局]