[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州議会(EP)
元記事公開日:
2026/04/28
抄訳記事公開日:
2026/06/11

欧州議会、次期MFFに関する立場を採択 10%増額を提案

EU long-term budget: responding to citizens’ expectations and major challenges

本文:

(2026年4月28日付、欧州議会(EP)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州議会は2026年4月28日、2028~2034年多年度財政枠組み(MFF)の主要数値と構造について、加盟国との交渉に向けた立場を表明した。

欧州議会の中間報告書によると、2028~2034年のEU予算はEU国民総所得(GNI)の1.27%に設定し、次世代EU基金(NextGenerationEU)の債務返済(GNIの0.11%)は予算上限の対象外とすべだとしている。

欧州議会議員らは、欧州委員会が2025年7月に提示した案と比較して、約10%の増加を提案している。この増額分は、EUの優先課題を支える3つの予算項目(行政費および機関関連費を除く)に均等に配分され、インフレ圧力を緩和することになる。

全体として、欧州議会は、EUの政治的優先課題と戦略目標に資金を充てるため、1兆7,800億ユーロ(2025年基準価格)、または2兆100億ユーロ(現行価格)の予算を提案している。欧州議会議員らは、次期EU長期予算(MFF)は、EUの政策、市民、地域、企業、中小企業(SME)を支える投資手段であり続け、各国支出と比較してEUの付加価値を確保する必要があると強調している。

また、欧州議会議員らは、競争力、防衛、イノベーション、デジタル・グリーン移行、インフラ、保健、教育、文化への資金を倍増するという欧州委員会の提案を歓迎している。さらに、欧州競争力基金(ECF)、Horizon Europe、コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)、Erasmus+、AgoraEU、市民保護メカニズムといった主要プログラムへの支援強化に加え、ECFの下でのEU4HealthおよびLIFE関連施策への専用資金を求めている。

[DW編集局]