[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
環境保護庁(EPA)
元記事公開日:
2026/05/14
抄訳記事公開日:
2026/06/17

EPA、蒸気発電所向けの排水基準の緩和を提案

EPA Reinforces Commitment to Supporting Reliable, Affordable Coal-fired Electricity

本文:

(2026年5月14日付、環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)による標記発表の概要は次のとおり)

EPAは、蒸気発電所向けの排水基準(排水制限ガイドライン:ELG: Effluent Limitations Guidelines)を改定する規則案を提案した。本改定により、清潔で安全な水資源の保全を継続しつつ、電力網の信頼性向上と電気料金の引き下げが見込まれる。発電コストは年間最大11億ドル削減されると見込まれており、米国の企業や家庭にコスト削減効果をもたらすことになる。

蒸気発電所は、石炭、石油、天然ガス等の燃料または核反応を利用してボイラー内の水を加熱し、蒸気を発生させ、発電機に接続されたタービンを駆動するために使用される。これらの施設では、水処理、発電サイクル、灰処理等の発生源から、汚染物質を含む排水や廃熱が発生する可能性があり、排水処理技術の性能に基づいた業界別の国家排水規制であるELGが設けられている。

バイデン政権下でEPAが策定した2024年版蒸気発電所向けELGは、手頃な価格で信頼性の高い多くのベースロード発電所を脅かしている。このため、今回の提案では、管理外の燃焼残渣浸出水と呼ばれる極めて特殊な廃水流に対する、画一的な処理要件を撤廃するための常識的なアプローチを採用している。本提案は、特定の画一的な制限を撤廃し、代わりに許可発行担当者が、この特殊な廃水流の処理要件に基づき、事例ごとにデータに基づいた排水制限を設定できるよう、必要な柔軟性を提供するものである。EPAは、本提案に関する一般からの書面による意見を30日間の期限で受け付ける。

[DW編集局]