[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
政府ポータルサイト(GOV.UK)
元記事公開日:
2026/05/19
抄訳記事公開日:
2026/06/22

地球の磁気シールド解明へ、SMILE打ち上げで英国が主導的な役割

UK plays leading role as landmark mission launches to unlock secrets of Earth’s magnetic shield

本文:

(2026年5月19日付、英国宇宙庁(UK Space Agency:UKSA)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、欧州宇宙機関(ESA)と中国科学院(CAS)の共同ミッションである太陽風・磁気圏・電離圏リンク探査機(SMILE)が、フランス領ギアナの欧州宇宙基地からベガCロケットに搭載されて打ち上げられた。現在軌道上にあるSMILEは、太陽から放出される荷電粒子の絶え間ない流れである太陽風に対して、地球の磁場がどのように反応するかを、科学者らに初めて完全な形で示すことになる。

太陽風が強まって太陽嵐になると、その影響は地球上でも感じられる。GPSシステムが機能しなくなったり、短波無線通信が途絶えたりする可能性があり、最悪の場合、送電網が過負荷状態になる可能性もある。

SMILEは科学者らに、より正確な宇宙天気予報を構築するためのツールを提供し、太陽嵐の影響が地球に及ぶ前に、その最悪の影響を軽減するのに役立つ。このミッションは、宇宙天気による混乱に対する英国の強靭性を高めるとともに、世界をリードする英国の科学と産業を通じて、高度技能職と輸出可能な技術を支援することで、政府の「変化に向けた計画」を後押しするものである。

英国宇宙庁は、SMILE計画への英国の参加に対し1,500万ポンドの資金を提供し、このミッションの科学技術への英国の重要な貢献を支援している。UCLのマラード宇宙科学研究所が科学面を主導し、レスター大学がX線で地球の磁気を観測する装置を開発するなど、英国の研究者らは、このミッションに大きく貢献している。

[DW編集局]