[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国政府網
元記事公開日:
2026/07/10
抄訳記事公開日:
2026/07/30

国家エネルギー局、「エネルギー分野 省エネルギー・炭素排出量削減行動計画」を発表

国家能源局关于印发《能源领域节能降碳行动计划(2026—2028年)》的通知

本文:

(2026年7月10日付中央人民政府発表に関し、科学技術イノベーションに関する内容の概要は以下のとおり)

省エネルギー・炭素排出削減の取り組みをより高い水準かつ質の高い形で推進し、エネルギー分野の役割を十分に発揮させるため、この行動計画を策定する。
2028年までに、非化石エネルギーの消費割合を年平均約1ポイント引き上げ、現行のエネルギー効率目標水準を満たす石炭火力発電所の設備容量の割合を15ポイント高めることを目指す。ゼロカーボン・低炭素型炭鉱および油田を整備し、ゼロカーボン工業団地の建設を支援し、重点産業で著しい進展を実現する。

・省エネルギー・炭素排出削減技術のイノベーション強化
(1)技術・設備の研究開発と普及の強化
省エネルギー型設備の研究開発を強化し、生産、供給、貯蔵、輸送の全過程におけるエネルギー効率を向上させる。国家重大科学技術プロジェクトなどを活用し、重要な共通技術・設備の研究開発と技術課題の克服を支援する。初めて導入する設備に関する支援策を進めることで効率の高い技術・設備の導入と普及を後押しする。
(2)デジタル化・スマート化による支援の強化
エネルギーの生産、供給、貯蔵、販売、利用の各段階におけるデジタル化・スマート化を推進する。企業による炭素管理プラットフォームの構築を支援し、エネルギー消費量と炭素排出量のオンライン監視、算定、フレキシブルな管理を実現する。エネルギー分野におけるAIモデルの開発を奨励する。

(3)低炭素・ゼロカーボン・炭素削減に関する先端技術の研究開発
化石エネルギーのクリーンかつ高効率な利用、再生可能エネルギーの大規模利用などの重要分野に重点を置き、戦略的な先端科学技術の研究開発を拡大する。超臨界CO₂発電やCCUS(二酸化炭素の回収・利用・貯留)などの重要技術の確立を加速する。風力・太陽光発電を活用した水素製造、大規模かつ安全な水素貯蔵に関する重要技術を開発し、グリーン水素製造用触媒などの重要技術を確立する。

・省エネルギー・炭素排出削減政策の仕組みの整備
(1)炭素排出量の統計・算定管理の強化
石炭の採掘・選炭、石油・天然ガスの探査・開発・輸送・貯蔵、電力の生産・送配電・貯蔵、水素の製造・貯蔵・輸送、石油精製などの分野・段階を中心に、炭素排出量の統計・算定を実施し、定期的な仕組みを段階的に整備する。製品のカーボンフットプリント基準の策定と排出係数の研究開発を加速し、電力、石炭、石油・天然ガスなどの業界の炭素排出量を継続的に監視する。
(2)グリーンエネルギー消費を促進する仕組みの整備
再生可能エネルギー消費の目標制度を確立し、再エネ電力消費比率責任制度を整備する。グリーン電力証書市場を継続的に拡大し、価格指数を公表する。原子力発電をグリーン電力・グリーン証書制度に組み入れる取り組みを進める。グリーン証書の算定、認証、表示などの基準を策定・公表し、国際基準との整合を加速する。グリーン証書を炭素排出量算定制度に組み入れる取り組みも推進する。
(3)市場制度の整備
全国統一電力市場の構築を進め、地方の電力需給の時間帯や調整能力の違いを活用し、クリーンエネルギーの広域利用を促進する。グリーン証書とグリーン電力の取引制度を整備し、発電側と需要側が複数年契約や一括取引などの方式でグリーン電力取引を行うことを推進する。CCUSや再生可能エネルギーの非電力利用など、低炭素・ゼロカーボン・炭素除去プロジェクトを温室効果ガス自主削減プロジェクトの方法論に組み入れる具体的な対象を検討する。

[DW編集局]