[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- マックスプランク協会(MPG)
- 元記事公開日:
- 2026/06/18
- 抄訳記事公開日:
- 2026/07/31
-
エルンスト・シュトゥリュングマン研究所、マックスプランク研究所に移行
- 本文:
-
(2026年6月18日付、マックスプランク協会(MPG)の標記発表の概要は以下のとおり)
2026年1月1日付でエルンスト・シュトゥリュングマン研究所(ESI)はマックスプランク研究所に改組され、正式にMPGの一員となった。このほど、フランクフルトで開催されたMPGの年次総会に合わせ、ESIにおいてヘッセン州科学大臣グレメルス氏とシュトゥリュングマン氏の臨席のもと、クラーマー会長がマックスプランクの胸像を除幕した。少なくとも今後10年間、エルンスト・シュトゥリュングマン財団が1億3,800万ユーロを提供し、MPGとヘッセン州も追加資金を拠出する。ESIは今後、神経科学研究に人工知能を活用していく。
現在85名が在籍するESIは2008年、兄弟であるアンドレアス・シュトゥリュングマン氏とトーマス・シュトゥリュングマン氏により設立され、以来、両氏のエルンスト・シュトゥリュングマン財団から資金提供を受けてきた。これまではMPGと提携研究所であった。ESIはフランクフルトの神経科学クラスターの一員で、このクラスターにはマックスプランク脳研究所、ゲーテ大学と同大学が運営する「共同脳画像センター」、マックスプランク経験美学研究所も属する。
本年1月以来、「MPGエルンスト・シュトゥリュングマン研究所」を名乗る同研究所は、今後も神経科学研究を重点とする。新所長の選考を既に始めており、人工知能の活用も焦点となっている。有望な候補者2名が既に選ばれ、現在、MPG内部の科学的評価手続きを受けている。
研究所の運営資金の大部分は、少なくとも今後10年間、エルンスト・シュトゥリュングマン財団が負担する。また、個別の必要に応じて追加資金を申請できる。MPGは、民間助成を超える残りの運営費を既存予算から負担する。ヘッセン州は地上権を設定して土地を提供するとともに、MPGの資金拠出規則に基づく所在地州負担分を負担する。
MPGのクラーマー会長は、「私たちには、外部から支援し、社会に根付かせ、税金では実現できないことを可能にする人々が必要である。MPGの前身であるカイザー・ウィルヘルム協会の創設メンバーは、当時、研究界だけでなくドイツ産業界の著名人でもあった。両シュトゥリュングマン氏が、この伝統を受け継いでくれることをうれしく思う。財政状況が厳しくなる現在、ドイツには官民連携がさらに必要である」と語った。
2人のシュトゥリュングマン氏は、「エルンスト・シュトゥリュングマン研究所のMPGへの統合により、同研究所の卓越性が今後も保証されることを大変うれしく思う」と述べた。
[DW編集局]