[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2026/06/29
抄訳記事公開日:
2026/08/04

NIST、量子技術の量産化へ製造工学センター設立

NIST Launches Center to Drive the Manufacture of Quantum Technologies

本文:

(2026年6月29日付、国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)による標記発表の概要は次のとおり)

NISTは、米国の量子分野における研究、開発、製造能力の向上を支援するため、非営利の研究開発機関であるSRIインターナショナル(以下、「SRI」という。)との協定を発表した。この協定に基づき、SRIは「量子製造工学センター(Quantum Manufacturing Engineering Center:QMEC)」を設立し、拡張性があり高性能な量子部品・システムの製造を加速させ、米国の量子産業の大幅な成長を促す。NISTは、QMECの活動に対し、2,000万ドルの初期投資を行う予定である。

本協定は、2026年6月の大統領令「量子イノベーションの次なるフロンティアを切り開く」で示された目標を推進するものであり、米国の産業界と緊密に連携し、重要・新興技術の開発から導入までの進展を加速させるという、NISTの「21世紀における米国技術リーダーシップ戦略(Strategy for American Technology Leadership in the 21st Century)」を実施するための、重要な一歩である。

QMECは、国家量子イニシアチブ法(National Quantum Initiative Act)を受け、NISTとSRIが2019年に「量子経済開発コンソーシアム(QED-C)」を設立するために開始したパートナーシップを基盤として構築される。現在、QED-Cの参加団体には、米国の量子技術分野におけるほぼすべての主要な商用開発企業に加え、多数のエンドユーザーが含まれている。NISTは、QED-Cや米国の量子企業との関わりを通じ、堅固な商業的量子産業を育成する国家的取り組みにおいて、量子製造工学が埋めるべきギャップであると認識している。今回のSRIとの協定は、国家的な優先分野における重要技術の開発・導入を加速するNISTのイノベーション研究の取り組みを支援するものである。

[DW編集局]