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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ国家科学アカデミー(Leopoldina)
- 元記事公開日:
- 2026/07/02
- 抄訳記事公開日:
- 2026/08/10
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科学を欧州の「第5の基本的自由」に:レオポルディーナ、ERC、欧州4か国のアカデミーによる共同宣言
- 本文:
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(2026年7月2日付、ドイツ国家科学アカデミー(Leopoldina)の標記発表の概要は以下のとおり)
科学とイノベーションは、欧州の繁栄と競争力、ならびに世界的・EU域内的課題に対する強靱性の基盤である。欧州の科学を振興し、知識の自由な交流を可能にするとともに、科学の知見をより迅速にイノベーションにつなげるため、欧州連合(EU)は現在、2028年から2034年を期間とする新たな研究枠組みプログラムFP10を策定している。
レオポルディーナは、欧州研究会議(ERC)、オランダ、スロバキア、フィンランド、キプロス各国のアカデミーと共同で、FP10に向けた重要な提言を発表した。「ブリュッセル・メッセージ:欧州が掲げる目標の実現には研究とイノベーションが不可欠」と題する文書は、とりわけ、知識の自由な移動を、物品、人、サービス、資本の自由な移動にならう「第5の自由」として確立することを提案している。
共同声明は、欧州の将来にとって科学とイノベーションが重要であると強調する。欧州はFP10の開始までに、知識、人材、データ、インフラ、技術、資本、アイデアが欧州域内を自由に行き来できるよう、「第5の自由」を妨げる障害を取り除くべきである。また、科学には十分な資金を確保しなければならない。声明は、EU加盟国がGDPの3%を研究・イノベーションに投資すべきだとしている。。さらに、現在交渉中のFP10について予算を削減してはならない。参加機関は、今後の研究・イノベーションの支援について、官僚的手続きを減らし、より柔軟に実施することも提案した。
共同声明は欧州域外にも目を向ける。欧州は世界中の研究者にとって魅力ある地域となるべきである。研究枠組みプログラムに準参加するEU非加盟国との連携も強化・拡大すべきである。また、安全保障に関係する研究、データへのアクセス、知的財産について、世界的課題に応じたリスク意識が必要だと強調する。世界的な科学協力を妨げることなく、研究セキュリティとリスク管理に取り組む必要がある。
「ブリュッセル・メッセージ」は、6月29日にブリュッセルで開催された「欧州の第5の自由と国際競争に向けて:科学界からの声」の最終声明である。声明は、レオポルディーナ、ERC科学評議会、オランダ王立芸術科学アカデミー、スロバキア科学アカデミー、フィンランド科学文学アカデミー、キプロス科学・文学・芸術アカデミーによってまとめられた。
[DW編集局]