[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2026/07/03
抄訳記事公開日:
2026/08/25

欧州委、欧州防衛共同利益プロジェクトを提案 5件に平均18ヵ国が参加

Commission proposes five joint defence projects to strengthen Europe's industrial capabilities

本文:

(2026年7月3日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2026年7月3日、EU加盟国が主要な軍事システムを共同開発し、防衛能力を強化できるよう、「欧州防衛共通利益プロジェクト(EDPCI)」と呼ばれる新たな大規模プロジェクト5件を提案した。これらの産業プロジェクトは、ドローンおよび対ドローン・システム、海洋・海底防衛、宇宙、防空・ミサイル防衛、EU東部側面(イースタン・フランク)の安全保障強化という5つの優先分野に重点を置いている。

欧州委員会は、総額15億ユーロの欧州防衛産業プログラム(EDIP)に基づき、2026年3月30日に公表された作業計画に定められた通り、EDPCIの設立と展開を支援するため、3億2,500万ユーロを割り当てた。

これらの新たなプロジェクトは、個々の国が単独で開発するには規模が大きすぎたり、複雑すぎたりする主要な防衛構想に、EU加盟国が共同で取り組むための枠組みを提供する。NATOの能力上の優先事項に沿って長期的な協力を支援することにより、欧州の防衛産業を強化し、共通の安全保障上の課題に対応するEUの能力を向上させることを目指す。

各プロジェクトには平均18の加盟国が参加し、ウクライナは5件中4件に参加する。欧州委員会もEDPCIに参加し、資金を提供するとともに、加盟国による実施の調整を引き続き支援する見通しである。また、各EDPCIが予定どおりに実施されるよう、合意された達成目標に照らして進捗を監視する。

EU理事会は今後、EDPCIの正式な設立について協議し、その目的と特徴、参加国、各EDPCIが呼び込むと見込まれる投資額を特定する。

[DW編集局]