[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス国立科学財団(SNSF)
元記事公開日:
2016/10/24
抄訳記事公開日:
2016/12/06

研究の公正性に関する規則の見直し

Regulations on scientific integrity revised

本文:

スイス国立科学財団(SNSF)の2016年10月24日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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研究公正委員会(Commission on Research Integrity)が設置されてから3年が経過したのを機に、スイス国立科学財団(SNSF)は、研究活動における不正行為に関する規則を含む関連規則の見直しを行った。

研究公正委員会に関する規則および研究活動における不正行為に関する規則は、資金供与規則および実施規則の主な変更に合わせて2016年9月1日付けで改訂されており、これまでのSNSFによる経験が反映されている。

改訂に際しては、「研究活動における不正行為(scientific misconduct)」という用語をさらに厳密に定義し、これが現在研究コミュニティで用いられている定義と一致するようにした。改訂には、資金供与規則および実施規則で定められているプロジェクトパートナーの新たな役割も反映されている。SNSFには、研究活動における不正行為を行ったプロジェクトパートナーに対して制裁措置を講じる権限も付与された。

最後に、研究公正委員会の規則に盗用監視グループの任務が織り込まれ、特に研究の公正性を推進し、これまで以上に外部に対する視認性を高めることを目指している。

[JSTパリ事務所]