ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州のシュルツェ科学大臣はイノベーション科学研究委員会において同州科学研究省の2014年度予算を発表した。これに関して、同省は概略以下のような報道発表を行った。

イノベーション研究科学関係の予算総額は79億ユーロを超え、対前年度比6.5%の増加である。なお今年度、州の総予算は3.9%の増加である。

同大臣は「教育、科学、研究は明確に優先順位を有している。予算案の60％以上が高等教育のより良い枠組み構築のために割り当てられている。これは確かに多額の資金であるが、進学者数の大幅な増加とか緊急に取り組まなければならない社会的な課題、例えば気候変動や健康長寿などを考えると、有効な投資であるということができる」と語った。

増額された項目：
・大学協定に関する支出25％増、総額10億ユーロ強
・大学拡張整備資金が3,400万ユーロの増額
・教員教育訓練改革資金が3,300万ユーロの増額
・大学へ電気、暖房等のコスト増等の追加資金2,000万ユーロ支給
・大学近代化プログラムにおける大学建屋の賃貸、装備の資金として1,500万ユーロの増額、総額6,800万ユーロとなる。
・研究助成に関しては7億2,800万ユーロが予定されており、対前年度比約7％の増加

グラフ等詳細情報はダウンロード可能（ドイツ語）
http://www.wissenschaft.nrw.de/presse/pressemeldungen/details/gesamtetat-des-wissenschaftsminister

[DW編集局]