[本文]

国・地域名:
ノルウェー
元記事の言語:
英語
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2016/12/07
抄訳記事公開日:
2017/01/19

ノルウェーのヘルスケア研究の概要を示す新しいモニターサイト

New monitor provides overview over Norwegian health and care research

本文:

ノルウェー研究会議の2016年12月7日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年11月28日、Health&Care21モニターのウェブサイト(HelseOmsorg21-monitor、ノルウェー語のみ)が開始した。このウェブサイトは、ヘルスケア研究に関するノルウェーの研究・イノベーション活動における資源の利用や、その結果および影響の概要を包括的に示すことを目的としており、ノルウェーの統計が一括編纂されている。

Anne Grethe Erlandsen保健・ケアサービス大臣は、モニターサイトの開始を受け、「Health&Care21モニターは、優先すべき対策を判断する際の基準を示している。十分な知識がないかぎり、物事を正しく判断するのは難しいが、何かに関する十分な知識があるならば、それを評価や判断の基礎として利用しなければならない。」と話した。

このような情報は、つい最近まで、ノルウェー統計局や北欧イノベーション・リサーチ・教育研究所(Nordic Institute for Studies in Innovation, Research and Education:NIFU)、ノルウェー最新研究情報システム(Current Research Information System in Norway:CRIStin)、ノルウェー研究会議、ノルウェー国立公衆衛生研究所(Norwegian Institute of Public Health)など、数々の組織に分散していた。Health&Care21モニターにはこれらの組織およびその他関係機関のデータがリンクされており、今後さらに多くの情報が追加されていく予定である。利用者は近い将来、自治体のヘルスケアサービスに関する情報や保健衛生研究分類システム(Health Research Classification System:HRCS)のほか、これまで以上に的確な数値および指標にアクセスできるようになるとしている。

また、このウェブサイトはノルウェーのヘルスケアに関する研究およびイノベーションに関心のある政治家、行政機関、ジャーナリスト、大学、ユニバーシティ・カレッジなどにとって有益なツールになるとしている。

[JSTパリ事務所]