[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/12/13
抄訳記事公開日:
2017/01/30

幼児期の発達に関する新研究プロジェクト

Bestmögliche Förderung von Anfang an

本文:

連邦教育研究省(BMBF)は幼児期の発達に関する新研究プロジェクトを支援することとし、概略下記のような報道発表を行った。

連邦教育研究省(BMBF)は幼児期の発達の推進に関する新研究プロジェクトを支援する。「ブレーメン幼児期発達強化イニシアチブ」(BRISE)で、対象となる家庭は早期に児童への特別な助成措置を受け、その効果が科学的に調査されることになる。BRISEは約1,000家庭を対象として、誕生から学校入学に至る期間をサポートしていく。BMBFは当初の4年計画の研究プロジェクトに620万ユーロを用意する。BRISEはブレーメン市並びに民間のJacobs 基金と協力する。

ヴァンカBMBF大臣は「教育研究から得られた知見は国際的比較においても、良好な発達のために早期の措置がいかに重要かを証明している。BRISEプロジェクトにおいて、ドイツ初の研究者が児童の認識力や社会的、情緒的能力の形成に関する長期的効果を調査することになる。これは早期的措置の質的改善を図り、どの児童にも公平なチャンスを与えるための重要なベースとなるものである」と語った。

効果の研究のためブレーメン大学の研究者は子供にとって優しい環境を創る。快適な雰囲気の中で児童と遊び、音を出したり、一緒に映画や写真を観たりし、子供たちの視覚挙動を撮影する。これにより児童の運動的、精神的な能力に対する機能的推論が可能となる。BRISEの科学的な調整役を務めるのはライプニッツ自然科学数学教育学研究所となる。

[DW編集局]