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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2016/12/09
- 抄訳記事公開日:
- 2017/01/30
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連邦政府の研究資源の管理と利用可能性の向上
- 本文:
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2016年12月9日付のホワイトハウスの標記発表によれば、連邦政府各省庁は研究資源の管理と利用可能性の向上に向けて措置をとった。概要は以下のとおりである。
研究資源(動植物サンプルおよびその組織やDNA、微生物、地質鉱物、月の石、空気や水のサンプルなどの物理的試料のコレクション)は、米国においても世界的にも研究インフラの極めて重要な部分を成す。また公衆の健康や安全、農業、国土安全保障、貿易・経済の発展、医学研究、環境の監視の支援においても重要な役割を果たしている。連邦政府各省庁は大量の多様な研究資源を保有・保持しているが、その多くは元々の使用目的を超えた応用分野で使用されている。これら資源の多くは一定の予測可能な速度で増えており、いずれもその価値や効用を継続的に維持・保存していく必要がある。
このような研究資源に関する情報へのアクセスを改善しその利用機会を拡大するべく、「研究資源に関する省庁間ワーキング・グループ(IWGSC)」に参画する各連邦省庁は、スミソニアン研究所の管理の下に新たに設置された「米連邦政府研究資源(USFSC)」レジストリに各々の研究資源の目録を登録する。このレジストリにより、連邦政府各省庁が保有し運用する研究資源に関する情報について、これまでなかったアクセス手段が提供される。現時点で475以上の連邦研究機関機関が管理する125件以上の研究資源に関する情報が含まれており、各省庁は今後数か月の間にレジストリに対してさらなる内容を追加していく。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]