2016年12月20日付の欧州委員会（EC）研究・イノベーション総局による中小企業支援プログラムに関する発表記事の概要は以下の通りである。

28カ国の184社の中小企業（SMEs）が“Horizon 2020”の中小企業支援プログラム（SME Instrument）の最新選考において助成対象に選出された。

この助成は、支援プログラムのフェーズ１でなされるもので、各プロジェクトが市場にインパクトを与えるような全く新しい製品開発のために行うフィージビリティスタディを対象として、5万ユーロが支援される。また、被採択者は、最高3日間のビジネスコーチングを無料で受けることができる。

ECは11月9日の締め切り日までに2091件の提案を受理し、その中から184の中小企業（176プロジェクト）を採択した（複数の中小企業が1つのプロジェクトに参加することができる）。

分野としては、最も多く採択されたものは輸送分野であった（29件）。 それにICT（26件）と医療（21件）が続いている。

国別では、スペインの中小企業が最も多く採択された（52件）。イタリア（24件）と英国（13件）がそれに続いている。 2014年1月1日にプログラムが開始されて以来、2024の中小企業が中小企業支援プログラムのフェーズ1で採択されている。

なお、次回のフェーズ１の公募の締め切りは、2017年2月15日である。

[DW編集局]