[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス国立科学財団(SNSF)
元記事公開日:
2013/10/17
抄訳記事公開日:
2013/11/19

SNSFが研究公正委員会(Commission on Research Integrity)を任命

SNSF appoints Commission on Research Integrity

本文:

スイス国立科学財団(SNSF)の2013年10月17日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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新たに任命された研究公正委員会は、SNSF(スイス国立科学財団)への申請およびその助成金に関して、学術上の不正行為が疑われる事例を調査するという職責を担っている。新設された委員会の議長に就任したのは、バーゼル大学で刑法と法哲学の教授を務めるKurt Seelmann氏である。

Seelmann教授は、バーゼル大学の応用倫理学研究所(Research Institute of Applied Ethics)の責任者を務めている。この委員会は、必要に応じて外部の専門家の支援を仰ぐこともできる。不正に対して制裁を加えることができるのは、国家研究会議の統括委員会(Presiding Board)だけである。この委員会の新設により、調査期間中の協力関係を強化し、制裁の慣行を標準化し、関係者のプライバシー権をより適切に保護できるようになると、SNSFは期待している。

今回の委員会設立を受けてSNSFは、申請者および助成金受給者による科学面における不正行為の処理に関する独自の規則を採択した。

[JSTパリ事務所]