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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2017/01/09
- 抄訳記事公開日:
- 2017/02/22
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中国科学院、国家科学技術賞の複数の大賞を獲得
- 本文:
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2017年1月9日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、国家科学技術賞の複数の大賞を獲得」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
2016年度国家科学技術奨励大会が1月9日午前、人民大会堂で開かれ、各賞が発表された。そのうち、中国科学院物理研究所の趙忠賢院士と中国中医科学院の屠呦呦(トウヨウヨウ)研究員が2016年度国家最高科学技術賞を受賞した。2016年度国家自然科学賞、国家技術発明賞及び国家科学技術進歩賞受賞プロジェクトは279件である。また、5名の外国籍科学者及び一つの国際組織に対して中華人民共和国国際科学技術協力賞が授与された。
学科専業評価審査グループ、評価審査委員会及び奨励委員会の評価審査を経て、2016年度国家科学技術賞として、最高科学技術賞受賞者2名、プロジェクト計279件、外国籍科学者5名及び一つの国際組織が選出された。
中国科学院からは2016年度国家科学技術奨励計26件プロジェクト(人)が受賞した。詳細は以下の通り。
一、中国科学院物理研究所の趙忠賢院士は2016年度国家最高科学技術賞を受賞した。
二、中国科学院は第一完成人或いは第一完成機関として、2016年度国家自然科学賞・一等賞プロジェクト1件、国家自然科学賞・二等賞プロジェクト12件、国家技術発明賞・一等賞プロジェクト1件、国家技術発明賞・二等賞プロジェクト2件、国家科学技術進歩賞・一等賞プロジェクト1件、国家科学技術進歩賞・二等賞プロジェクト5件を獲得した。そのうち、中国科学院高エネルギー物理研究所の王貽芳院士が主導した「大亜湾原子炉ニュートリノ実験で見つかった新たなニュートリノ振動モデル」は国家自然科学賞一等賞を獲得した。中国科学院光電技術研究所が牽引役として役割を果たしたプロジェクトは国家技術発明賞一等賞(特定プログラム)を獲得し、中国科学院高エネルギー物理研究所が牽引役として役割を果たした「北京電子陽電子衝突型加速器(Beijing Electron Positron Collide, BEPC)は国家科学技術進歩賞・一等賞を獲得した。
三、中国科学院が推薦したドイツビーレフェルト大学(Bielefeld University)のカタリナ・ホーインハウス教授とアメリカウィスコンシン大学(University of Wisconsin)のジョン・クズバック教授は中華人民共和国国際科学技術協力賞を受賞した。
[JST北京事務所]