[本文]
-
- 国・地域名:
- フィンランド
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- フィンランド国立技術研究センター(VTT)
- 元記事公開日:
- 2013/11/04
- 抄訳記事公開日:
- 2013/11/19
-
3種類の技術の組み合わせにより、海事用の燃料を節約
Combination of three propulsion technologies brings maritime fuel savings
- 本文:
-
フィンランド国立技術研究センター (VTT)の2013年11月4日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===フィンランド国立技術研究センター(VTT)がコーディネータを務めるTRIPOD研究プロジェクトによると、従来の推進装置に代わる有望な代替装置として使用される予定の革新的な推進システムでは、燃料消費量と排気量の低減が期待できるという。貨物船一隻の年間燃料節約量は、約50万ユーロと予想されている。この研究プロジェクトでは、ABB-Finlandが開発したRudderPod推進ユニットと、スペインのSistemar社が開発したCLTプロペラ、および二重反転プロペラ(CRP)を組み合わせた場合において、燃料消費の効率化が得られるというものである。
3年間にわたるTRIPOD(CRP、CLTおよびポッド推進装置の利用によるトリプル省エネ(Triple Energy Saving by use of CRP, CLT and Podded Propulsion))プログラムは、EUの第7次フレームワーク計画に基づいて実施されており、参加機関はフィンランド国立技術研究センター(フィンランド)、ABB(フィンランド)、Sistemar(スペイン)、Cehipar(スペイン)、Cintranaval-Defcar(スペイン)およびA.P. モラー・マースク(デンマーク)である。
[JSTパリ事務所]