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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/02/01
- 抄訳記事公開日:
- 2017/03/14
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教育・研究の国際化戦略
- 本文:
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連邦閣議が教育・科学・イノベーションの国際化に関する戦略を決定し、これ関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
BMBFが主体となり作成された戦略はデジタル化、知識と市場をめぐるグローバルな競争の激化、環境変動、移民および難民が発生する原因や影響等を取り上げ、行動指針を示している。
ヴァンカBMBF大臣は「国際的にオープンであることと協力することこそが研究・イノベーションの拠点としてのドイツを強くするということを確信している。我々はネットワーク化された世界に生きており、デジタル化はこの発展を加速化している。それによって生ずるグローバルな知識社会は、適切に利用できさえすれば、非常に大きな可能性を秘めている。」と語った。
同戦略では初めて職業教育および一般教育のさらなる国際化を念頭におき、優れた科学および研究のための基盤として、増大しつつある欧州研究圏の重要性も考慮している。
教育・研究の国際化戦略5つの行動目標を定めている:
1. 科学研究システムの卓越性を今後も維持し、さらに向上させる
2. イノベーション力を国際的により強固に発展させる
3. 職業教育を充実させおよび国際的に通用する職業スキルを拡充する
4. 中進国、発展途上国とクローバルな知識社会の形成にむけて連携していく
5. グローバルな重要課題の解決に向けて欧州内および国際的な協力を強化する中でもBMBFは中進国、発展途上国との協力を推進しており、今年度だけでも、サブサハラ・アフリカにおける持続的な研究教育制度の構築のために約4,100万ユーロの助成を行っている。
[DW編集局]