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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2013/11/08
- 抄訳記事公開日:
- 2013/11/29
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環境に配慮した水処理施設
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2013年11月8日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州には65,000か所を超える廃水処理施設があり、それぞれが各地域の住民にとって不可欠なサービスを提供している。これらの施設に革新的な新設備を導入するだけで、(廃水に含まれる)栄養物質の除去率を20%まで高める一方、エネルギー使用量を最大25%まで削減できるかもしれない。
EUが支援するOptimEDAR(中小規模廃水処理施設の効率的な管理(Efficient Management of Small and Medium Wastewater Treatment Plants))プロジェクトのエンジニアらは、まずこの新技術の実用可能性を実証し、次いでこれを欧州全域に展開していくことを目指している。
バダホス(スペイン)の施設に導入されたプロトタイプの設備は、生物的曝気(biological blower)の稼働時間を14~16時間から5~6時間に短縮し、脱窒・脱リン サイクルを生み出すことを可能にしている。これにより、処理水の質も確実に改善される。
[JSTパリ事務所]