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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2013/11/26
- 抄訳記事公開日:
- 2013/12/16
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2013年も大学進学者数は高水準
- 本文:
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このほど連邦統計庁の発表によれば、大学進学者数は2012年に比べ2%増加している。ドイツ連邦教育研究省(BMBF)はこれに関して概略以下のような報道発表を行った。
2013年(2013年秋入学)は506,600名が大学へ進学しており、約半数が女性であった。これまでの最高記録を達成した2011年に次ぐ成績であった。
ヴァンカBMBF大臣は「これほど多くの若者たちが、大学進学を決意してくれたことは喜ばしい。好奇心と知識欲は、革新的で将来性のある社会の重要な支えである。今後予想される、高齢化の進行、そして専門人材の不足を考えると、若者が大学に大きな関心を抱くことは嬉しいニュースである」と語った。
大学進学者数が増えたことは、連邦と州が取り決めた高等教育協定(2006)に依るところが大きい。同協定は、社会のニーズに応じて学生の受入数を増やすことを目標としている。連邦政府と各州は、大学への進学希望者が多いため、2013年6月に学生収容数拡大のための予算引き上げを決定した。さらに連邦政府は、同協定に基づいた2011年から2015年までの資金を20億ユーロ強引き上げ、総額70億ユーロとした。ヴァンカBMBF大臣は「これは重要な将来への投資である。連邦政府は学生と大学に対し、大学で学ぶ機会を保証している」と語った。
2000年以降、学生数はドイツ全土で100万人ほど増加し、2013/14冬学期には260万人に達している。特にIT、機械・プロセス技術、エレクトロニクス、建設技術などの技術分野において大学進学者数は増えている。総合大学のIT系学部への進学者数は対前年度比で20%増、専門大学のエレクトロニクス系学部への入学者は16.5%増となっている。
詳細情報:http://www.bmbf.de/en/6142.php
[DW編集局]