[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2013/11/07
抄訳記事公開日:
2013/12/16

建物のエネルギー源改修に23.5百万ユーロ

23,5 millions d'euros en faveur de la rénovation énergétique des bâtiments

本文:

高等教育・研究省の2013年11月7日標記報道発表によると、「効率性の高い家屋および街区」関心表明公募において「将来への投資」プログラムが共同出資する4件のプロジェクトが、23.5百万ユーロの支援を受けることになった。概要は以下のとおり。

フランスにおけるエネルギー消費の約44%を占める建築物はエネルギー利用の最も大きい経済セクターで、全国の温室効果ガス排出の約4分の1を発生させている。したがって気候およびエネルギー消費に関するフランスの目標を達成するためには、新規および既存の建物のエネルギー効率を向上させる必要がある。

エネルギー源の改修は正しく国家的課題であり、建築当事者が習得する改修方策で対処できる必要がある。そのような方策は経済的にも競争力があり、広範囲の型の建物にすべて適用できるものでなければならない。長期のエネルギー消費節減策には、新たな断熱材、革新的な熱生成装置、さらには電力消費を自動管理する多機能システムの開発促進が含まれる。公的研究と産業界との連携により実施される今回の次の4件の新規研究開発プロジェクトはこのような問題に応えるものである。

・「IBIS」プロジェクト: 古い構造物向けの生物由来断熱材
・「SMARTLIGHT」プロジェクト: 第3次産業建築物向けのエネルギー効率の高いインテリジェント照明
・「VIPeR」プロジェクト: 都市圏の住居および第3次産業向けの高性能内断熱
・「WOOD’ITE」プロジェクト: 集合住宅向けの木を用いた改修方策(木を用いた外断熱)

[DW編集局+JSTパリ事務所]