トランプ大統領は、議会演説において、移民の経済的帰結に関する全米アカデミー報告を引用した。この報告書によると、米国で生まれた米国民の賃金や就労に、移民は長期的な影響を及ぼさず、先に移住した人々や高校中退者にもほとんど影響がないとされている。また、移民第一世代は米国生まれの米国民より政府負担が大きくなるが、移民第二世代は米国で最も財政的かつ経済的な貢献をしていると述べられている。本報告書は移民が米国の長期的な経済成長に全体的にプラスの影響を与えていると結論付けている。他の国立アカデミーの報告によると、移民とその子孫は、例えば教育、職業、健康の分野で、時間の経過とともにアメリカ社会に融合していることを明らかにしている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]