ロシア連邦大統領府の2017年1月15日付標記発表の概要は以下のとおり。

大統領令により、政府は科学・教育評議会幹部会と共同で、国家科学技術開発戦略（2016年12月1日施行）の下でのロシア連邦科学技術開発国家プログラムの策定作業を監督することになった。同プログラムの内容には、科学研究・イノベーションに割り当てられる予算と他の国家プログラムに割り当てられる民生用予算とを一本化するほか、国家プログラム、並びに、国有企業および政府が株式の一部を保有するジョイント・ストック・カンパニーの振興プログラムに対し関連する修正を行うことも含まれる。

さらに政府は科学・教育評議会幹部会と共同で、ロシア連邦の科学技術開発分野における行政や規制措置の改善提案のほか、若手研究者や大学院生に提供される国家支援措置の効果分析、そしてそれらの措置の改善策について提案をするよう大統領の指令を受けている。

また同大統指令により、政府は科学・教育評議会幹部会およびロシア科学アカデミーと共同で、国家科学技術開発戦略に示された科学技術開発の主要課題および優先課題に準じて、「長期基礎研究プログラム」（2013～2020年）で提示されている基礎研究優先課題の設定・調整の仕組みの改善を監視する。

[DW編集局]