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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2017/02/28
- 抄訳記事公開日:
- 2017/04/18
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学術機関の研究スペースの増加率が30年間で最低に
- 本文:
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2017年2月28日付の国立科学財団(NSF)の標記発表の概要は以下のとおりである。
科学技術研究施設の2年ごとの調査によると、研究に取り組んでいる大学および単科大学では、2013年度から2015年度にかけて、科学・工学(S&E)研究用のスペースが1.4%増加した。これは、1988年のデータ収集開始以来最低の2年間の増加率であった。総研究スペースは、この期間に2億1,180万平方フィートから2億1,470万平方フィートに増加し、純増加分は290万平方フィートとなった(1平方フィートは約0.09平方メートル)。増加率は、1988年度から2015年度までの期間における2年間の平均成長率(4.9%)を大幅に下回っていた。
なお、ここでいう平方フィートは、割り当て可能面積(NASF: Net assignable square feet)により計算されている。NASFとは、研究や教育に割り当てられている、または割り当て可能な床面積の合計を表すものである。
その他、同記事では、分野ごとの研究スペースの変化、分野ごとの研究スペースの新設の状況、研究スペース新設の際の財源、修繕・リノベーションの状況等の統計データを紹介している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]