職業訓練・継続教育産業分野の経営者100人を対象にした調査「輸出産業としての職業訓練・継続教育トレンド・バロメーター2012/2013」の結果が発表され、これに関して連邦教育研究省（BMBF）は概略以下のような報道発表を行った。

ドイツの職業訓練・継続教育産業が海外で売上を伸ばし、またこれらの企業が海外での成長のチャンスについて非常に楽観視している。これは同産業分野の経営者100人を対象とした調査「輸出産業としての職業訓練・継続教育トレンド・バロメーター2012/2013」の結果である。調査対象の企業は同分野で売上総額27億8000万ユーロ、うち輸出は5億5000万ユーロを達成している。

シュッテ連邦教育研究省（BMBF）次官は「ここ数年、職業教育システムの輸出で成功を重ねている。職業訓練・継続教育企業の海外進出と、国際的な大きな需要への対応を支援していく所存である」と語った。

調査対象のうち7割は、国内よりも海外市場の成長ポテンシャルが大きいと予測している。インドや中国をはじめとする最も重要な地域であるアジアは、特に有望な市場であるとし、既に過半数の企業は同市場で活動を開始している。

調査対象企業は多くが、国が率先して輸出のきっかけを作ることを重要視しており、連邦政府は「国際職業教育協力」戦略を定めて職業教育システム輸出のさらなる有効的な支援への基礎づくりを行っている。同戦略の下でBMBFは職業訓練・継続教育国際化イニシアティブiMOVE （International Marketing Of Vocational Education）を掲げ、その質と実践的な訓練で評価の高いドイツの職業教育産業の輸出を助成している。

iMOVE本部はボンの連邦職業教育研究所（BIBB）に置かれ、2007年以降BMBFの委託により、同分野の動きを調査している。

トレンド・バロメーター2012/2013（ドイツ語版）：
https://www.imove-germany.de/cps/rde/xbcr/imove_projekt_de/p_iMOVE_Trendbarometer_2013_sicher.pdf

[DW編集局]