[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/01/09
抄訳記事公開日:
2014/01/21

外国人留学生効果

Ausländische Studierende - ein Gewinn für Deutschland

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の助成により、ドイツ学術交流会(DAAD)がプログノス株式会社に委託した外国人留学生の国際比較調査の結果がこのほど明らかになった。これに関してBMBFは概略以下のような報道発表を行った。

オランダ、オーストリア、ポーランド、スイス、スペインとの比較調査。同調査によると、2011年海外からドイツに留学した160,702人の学生は合わせて約15億3,100万ユーロを消費しており、上記の比較対象国での消費額と比べて最も多い。これにより4億ユーロの税収を生み、22,000人の雇用に換算される。

大学卒業後も、在学期間に発生した留学生受け入れのためのコストをはるかに超える経済効果が認められる。外国人留学生に学籍や奨学金を提供するための公共支出は、留学生の30%が大学卒業後に最低5年間ドイツで就労すれば償却が済んでしまう。

ヴァンカBMBF大臣は調査結果に関して歓迎の意を表し、「多くの学生がドイツへ来てくれることを嬉しく思い、歓迎する。彼らが知識、アイディア、情報の交換や交流に寄与してくれるからである。今回の調査で、外国人留学生が確実に経済的利益をもたらしてくれることを示している。彼らはドイツで投資し、消費し、税金を払い、雇用に効果を上げている。世界中の国々から来る学生をドイツで受け入れ、卒業後にドイツに留まってもらうには、大学へのさらなる投資が必要である。連邦と州政府は外国人留学生の数を今後も増加させることを目標とする」と述べた。

詳細情報(ドイツ語):http://www.bmbf.de/de/15945.php

[DW編集局]