[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2013/12/19
抄訳記事公開日:
2014/01/24

欧州プログラム「Horizon 2020」とANR施策の関係

Programmation européenne Horizon 2020 et actions de l’ANR, quelle articulation ?

本文:

国立研究機構(ANR)の2013年12月19日標記報道発表の概要は以下のとおり。

2014~2020年のEUの研究・イノベーション枠組プログラム「Horizon 2020」について、フランスでは12月16日フィオラゾ高等教育・研究大臣によりその開始が宣言された。国際的な場でフランスの研究の知名度と影響力の向上を図ることが任務の一つであることから、ANRにとって欧州は重要である。したがってANRはその2014年行動計画の大部分を欧州委員会の資金支援プログラムと、もっと大きく言えば欧州戦略計画と一貫性を持たせている。すなわち、欧州の資金支援と資金支援の重複がないようにしている。

ANRは欧州研究圏における施策に基盤を置いている。したがってANRの行動計画は、構造的に「Horizon 2020」プログラムと一貫性を有する国家戦略計画「France Europe 2020」で特定されている9項目の社会的主要課題と大きく関連している。

一方研究に対する公的支援を最適化する目的で、ANRが提示する資金支援は欧州資金支援を補完するものとなっている。包括的プロジェクト公募を通してANRが支援する研究テーマは、「Horizon 2020」の枠組で2014年に開始される公募の対象とならないテーマを補完できるようにする必要がある。カバーされないテーマに関するこのような要件は事前提案の審査において考慮される。

欧州プロジェクトへのフランス研究者の参加促進については、高等教育・研究省が新たな全国コンタクトポイント・ネットワーク(PCN)を設置した。欧州プログラムの専門家で構成されるPCNは、与えられたテーマごとに「Horizon 2020」プロジェクト公募に応募するフランスのプロジェクト担当者を支援する任務を負う機関である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]