[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2017/07/18
- 抄訳記事公開日:
- 2017/09/13
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社会科学・行動科学・経済学が国家の健康・繁栄・防衛の発展を支援する
- 本文:
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7月18日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。
国立科学財団(NSF)の要請により、国立科学・工学・医学アカデミーは、「社会科学・行動科学・経済学がもたらす国家的課題に対する価値」というタイトルの報告書を発表した。報告書は、社会科学・行動科学・経済学(SBE)が、米国の健康・繁栄・福祉・防衛を発展させるというNSFの使命をさらに前進させるものであると結論づけている。
同報告書は「米国が直面している重要課題のほとんどは、たとえば失業の減少、テロからの防衛に至るまで、その解決のためには人々の行動の原因と結果を理解することが必要であるとしている。」と指摘する。
全米アカデミー(National Academies)は、SBE研究に対するNSFの支援の価値を検討するための専門委員会を組織した。同委員会は、SBEの研究が、「国の幸福のために重要な」人々と社会の行動方法に関する基本的な理解をもたらすことを、明らかにした。
「この報告書は科学の進歩を進めるために我々がすべき最善の方法について専門家の視点を提供している。また、社会科学・行動科学・経済学の重要性について長期にわたる見解を立証している。さらに、NSFは、報告書の重要な提言である戦略計画に関して科学分野と連携していくことを期待している。」とNSF長官であるフランス・コルドバ氏は述べた。
この報告書には、腎臓移植プログラムの作成、サイバーセキュリティの改善、対テロ対策の強化など、福祉・繁栄・安全保障を強化したNSF支援によるSBE研究の具体例が記載されている。
「すべての科学と同様、SBEの科学は知識を追求するために厳密かつ方法論的アプローチをとっている」と報告書は述べている。また、SBEの科学者が現在、政府・研究者・企業で採用されているデータ収集や分析の新しい方法を提供したことを指摘している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]