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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/08/16
- 抄訳記事公開日:
- 2017/09/25
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50 Plus世代の継続教育が増加
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)の助成による国民の生涯学習に関する調査Adult Education Survey(ASE) 2016が発表され、BMBFはこれに関して概略下記のような報道発表を行った。
昨年、18歳から64歳までの全ドイツ人の50%が少なくとも一件の継続教育コースに参加した。継続教育への参加は2010年から2012年にかけて増加しており、高水準が維持されている。これはBMBFの助成によって行われた国民の継続教育動向調査を目的とするAdult Education Survey(ASE)2016の結果である。2008年の教育サミットによって設定された目標、成人2人に1人が1年に少なくとも一度は継続教育に参加することが達成された。
特に再教育に積極的であったのは50歳までの層であったが、50歳以上の世代も過去10年の間に継続教育への参加を着実に増加させている。65歳以上においても5人に1人が継続教育コースに参加している。ヴァンカ大臣は「継続教育はどの年齢にとっても報われる。変化の激しい毎日や仕事に対して知識および能力を適応させてくれるからだ」と語った。とりわけ生活や労働環境に著しい変化をもたらすのがデジタル化である。
ヴァンカ大臣は「教育は自己発展プロセスであり、自分の才能を繰り返し新たに強化し、啓発してくれる。ドイツは人々を、個々のキャリアに応じて支援しており、キャリア向上のための連邦奨学金(BaföG)、教育奨励金あるいは継続・キャリア向上奨学金により継続教育を積極的に働きかけている。これらのプログラムは非常に効果的であることが証明されており、今後も一層発展させていく」と語った。
2007年以降、Adult Education Surveyは2-3年に一度実施されている。今回の調査に関してはBMBFの委託によりカンタール世論調査研究所が2016年10月に、16歳から69歳までの人を対象に合計7,750のインタビューを実施、その内65歳から69歳までを対象にしたものは650ほどである。
[DW編集局]